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癲螳螂

 

癲螳螂/The Thundering Mantis
1980年作品

「これは~、カマキリ」 (by 劉家輝) と、懐かしい一言はおいといて・・

先日紹介した 『血海螳螂仇』 と並び、こちらも蟷螂を題材とした功夫映画屈指の怪作です。
『血海~』 はカマキリの化身が人間を襲う(蟷螂拳で)というホラー・サスペンス的な作品でしたが、この 『 癲螳螂 』 の方はと言いますと、最初普通のコメディ功夫かと思いきや・・・クライマックスで突然ゾンビ映画風グロ路線に方向転換してしまうという、これまたとんでもない作品なのです。
主演は梁家仁、そして共に修行する少年役に黄一龍、ラスボスが高雄と 『秘法 睡拳』(1979)の主要キャストで、監督も同じく葉榮祖。クライマックスを除けば、展開も結構似てます。

魚屋で働く主人公・梁家仁は正義感の強い力自慢。ある日、町の屋台主からショバ代をふんだくろうとしているゴロツキ達を懲らしめるが、彼らのボス・馬金谷の怒りを買った。そんな中、町で雑技を見せて生活する少年・黄一龍と知り合い仲良くなる。黄少年の祖父・錢月笙は蟷螂拳の名人で、腕に自信がある梁家仁は早速手合わせを挑むが軽くひねられてしまう。次の日、馬金谷一味が仕返しに来るが、見よう見真似の蟷螂拳を使い蹴散らした。すると、今度はそれに怒った大ボスの高雄が登場。即席蟷螂拳で対抗するも歯が立たず、瀕死の重傷を負い錢月笙の家へ逃げ込む。そして錢月笙と黄一龍の看病によって回復した梁家仁は、錢月笙に弟子入りするのだった。


『 秘法睡拳 』 と似た感じの演舞オープニング


梁家仁の流れるような殺陣は素晴らしいですね~。本作でも、『 識英雄重英雄 』
『 斗え!デブゴン 』 に勝るとも劣らない見事なクンフー・アクションを見せてくれます。


小生意気だけど、なんか憎めないという役どころが持ち味の子役・黄一龍。
柔軟技とアクロバット中心のアクションも中々の物。


珍しい師匠役の錢月笙。頑固ながらも優しい師匠っぷりが良いです。
修行シーンや高雄との一騎打ちで見せたキビキビした功夫アクションが印象に残りました。
流石に腕は確かです。


中盤まではほのぼのムード


三人の厳しくも楽しい修行の日々が続く。


しかし、そんな楽しい日々も長くは続かなかった。梁家仁と黄一龍が町へ出ている間に、高雄が乗り込んで来たのだ。必死に闘う錢月笙だったが遂に力尽きる。その後、梁家仁と黄一龍も捕らえられ拷問を受けることに。拷問は次第に激しさを増し、それでも梁家仁は何とか耐えていたが黄一龍は焼きごてを当てられショック死してしまう。

その時、梁家仁の中で何かが弾けた。

縛られていた縄を難なく引きちぎり脱出すると、奇怪な笑みを浮かながら時に口から泡を吹き痙攣しつつ大暴れする梁家仁。痛みも感じず丸太で殴られてもビクともしない。そして、恐るべき怪力と必殺の蟷螂拳で高雄の手下達を次々ブチ殺していく姿は、もはや人間ではなかった。駆けつけた馬金谷も一蹴りで死亡!残った高雄との闘いになるが、もはや人間の姿をした狂乱カマキリ怪人と化してしまったこの男を止められる者はいなかった。







故・ジャンボ鶴田ばりの痙攣ムーブ等ぶっ飛んだ演技と、キレのある功夫アクションの
融合によって、スゴイものを生み出してしまいました。


高雄と最後の闘い。一番気の毒だったのが高雄です。


高雄の足に喰らいつく梁家仁


死霊のなんとか風になってきました


頭にも・・・


手足をあらぬ方向に捻じ曲げ、最後は背骨をへし折り高雄を殺害した梁家仁。
その死体を引きずる姿は、まさに獲物を捕獲したカマキリといった感じでゾッとしました。


観終わった後、なんとも苦い気分にさせられる一本です。驚愕のクライマックスには賛否あると思われますが、梁家仁の鬼気迫るぶっ飛び演技と蟷螂拳アクションは一見の価値ありかと。
とにもかくにも一度観たら忘れられない作品であることは間違いありません。
2009年05月22日 | Comments(2) | Trackback(0) | 功夫
コメント
キ●●イ螳螂拳!
アンニョン!

これは間違いなくトラウマになってしまう功夫映画ですね。でもけっこうお気に入りだったりして(笑)。銭月笙が殺される辺りから妙なムードが漂い始め主要人物がほとんど●害されるんですからね…。

韓国版ビデオではラストの残虐シーンが一部カットされていました。
ウルボ URL 2009年05月22日 22:23:50 編集
クレージー・マンティス 痴蟷螂拳
ウルボさん、アンニョンです。

こういう反則技的展開は嫌いじゃないので、僕も結構気に入ってますこの映画(笑)
『 酔拳 』を夢中になって見ていた少年時代の自分に見せたら、一体どんな反応を
するんだろう?なんて、ふと思ったりします。

あ、韓国版ビデオはカットありですか。でしょうねぇ・・(笑)
might URL 2009年05月23日 08:18:54 編集

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